今回は数学の本を読んでみました。といってもゴリゴリの数式や公式が書かれているような本ではなく、楽しく数学的なものの見方がわかるような本です。
これは良書でした!めちゃくちゃおもしろかったです!本当に数学っておもしろ!って思いました。
それでは、「なぜか惹かれるふしぎな数学」の概要や読んでみて学んだことなどまとめていきます。
どんな本か
この本は数学の面白さをクイズや歴史気的な数学者のエピソードなどを通じて紹介している本です。すごく興味深いクイズや数学の不思議な部分をわかりやすく解説してくれているので読んでいてとてもおもしろかったです!
歴史的な数学者であるガウスのエピソードとして有名な、「1〜100までを足し算する」という問題に対して「101になるペアが50個あるから5,050」というのがありますが、この考え方以外にもおもしろい考え方があるというのを紹介してくれています。
解説にはイラストも使われているので読みやすかったですね!
学んだこと・感じたこと
数学っておもしろい!
本当にこの本を読んでいて「数学っておもしろいな〜!」と思いましたね。学生の頃は公式を覚えることだったりテストや受験の対策としての数学だったので、ただただ習ったことを使って答えを導きだすってだけでした。おもしろさや奥深さについては感じられず、表面的に数学の知識を「とりあえず入れている」というような感じでした。
しかしこの本を読んでみると、数学を知っている、数学的もしくは論理的な考え方ができることで普通にはできないようなことができたり、他の人よりも圧倒的に有利に事が進められたりと、とても強力な武器になるんだなと感じました。
特に勉強になったなと感じたのは下の2つでした。
- 湖にいる魚の数を数える方法
- 相似の関係を利用して、木やピラミッドの高さを測る方法
湖にいる魚の数を数える方法
湖にいる魚の数なんてどうやって数えますか?全部釣り上げてみる?非現実的ですよね。そこでどうするか。同じことを妻にも出題してみました。
妻は即答でこう言いました。
「そんなの湖に毒を入れれば全部浮いてくるじゃん!それで一発だよ!」
天才かよw
確かにそれで魚の数は数えられそうですねw(毒で死んだのでその後の生きている魚の数はゼロになりますがw)
これ、どうやって数えるかと言いますと、300匹をサンプルとして釣り上げた後それらに目印をつけるそうです(魚に影響ない範囲で)。そして一度全部リリースしてある程度時間おいた後でまた今度は200匹ほど捕まえるんだそうです。
そのとき、捕まえた200匹のうち何匹に目印がついているかを数えるのだと!
となるのでおおよその数がわかるというのです。
ぅおおー!!すげーー!!!
相似の関係を利用して木やピラミッドの高さを測る方法
相似って何?というのは下にググったときの文言をそのまま引用しておきます。
相似とは:
一つの図形を均等に拡大または縮小して他の図形と完全に重ね合わせられるとき、もとの図形とあとの図形とを相似と言う。
出典:Google
図で見るとわかりやすいですね。
このように、相似の関係にある小さい三角形と大きい三角形を利用して高いものの高さを測るのだそう!
太陽の光を三角形の斜辺として自分の身長とピラミッドの高さ、自分の影の長さとピラミッドの影の長さで相似となる三角形を作って高さを測るのだと。
こういうところに数学のすごさを感じました。通常じゃ測れないようなものも測れるというのですからホントにすごいです。おもしろいです。
江戸時代、伊能忠敬は地球の大きさを測ろうとしていた際は天文学や数学を使って測ったそうで、知識を持っていることで「そんなのできるわけねぇよー」ができるのですから勉強するのは大事なんだなぁと今更ながら感じています。